探偵の費用にはどんな種類がある?内訳をしっかりチェックしよう
探偵に調査を依頼しようかな、と考えたとき、一番気になるのは調査費用ではないでしょうか?
探偵の調査費用は高額だ、というイメージがあるかと思いますが、実際、何にそんなにお金がかかるのかは知らない、という方が多いのではないかと思います。
ということで今回は、探偵の調査の費用にはどういったものが含まれるのか、項目を解説していきます。
探偵の費用内訳にはどんな種類がある?
まずは、探偵の費用にはどういった種類のものがあるのか、について見ていきましょう。
どのプランにも共通のもの
・探偵の費用の種類1 基本調査料金
基本調査料金、つまり、探偵・調査員の人件費を含む、探偵社が確保するべき利益などを支払う必要があります。
算定方法は、時間ごとに計上されるもの、パックでまとめていくら、というものなど、探偵社によって様々です。
・探偵の費用の種類2 下見調査(予備調査)料金
実際の調査にかかる費用だけではなく、下見を行なっている場合は、下見にかかった費用(人件費・交通費など)を請求されることもあります。
・探偵の費用の種類3 延長料金
あらかじめ決められていた調査が延長した場合、その時間に応じて追加の料金がかかるケースもあります。 ただし、これもすべて基本料金に含める、という探偵社もあるため、一概には言えません。・探偵の費用の種類4 キャンセル費用
契約を結んだけれど、調査を始める前にやはり調査はやめたいとか、調査が少ししか進んでないけれど、問題が解決したから調査をキャンセルしたい、という場合もあるでしょう。
その場合は、キャンセル料がかかります。
キャンセル料は、予定されていた金額の○%という形で決められている場合がほとんどです。
まれに契約書にキャンセル料についての記載がない場合がありますが、そういった場合、キャンセルする際に、もめる原因となります。
契約時点ではキャンセルの意思がなかったとしても、キャンセル料について契約書にしっかり記載されているか確認することが望ましいと言えます。
料金プランによるもの
・探偵の費用の種類5 着手金(契約金)
成功報酬プランの場合は、着手金を求められることがほとんどです。
また、それ以外のプランでも、調査開始にあたり、着手金を求められることもあります。
この着手金は、調査にかかる探偵社側の経費の先払いや、依頼者が報酬支払から逃げた場合の最低限の費用確保の性質を持つことが多いです。
・探偵の費用の種類6 成功報酬
成功報酬プランの場合は、その調査が成功した場合とき、成功報酬を追加で支払う必要があります。
ただし、調査が失敗におわったり、なんの情報も得られなかったりした場合には、成功報酬を支払う必要がありません。
調査本体の費用とは別に計上されることがある費用とは?
次に、調査費用とは別に計上される可能性がある費用についても確認しておきましょう。
調査中
通常使用する撮影用機材費
撮影用機材費を求められることがあります。
たとえば、浮気調査の場合なら、慰謝料の請求や離婚請求が目的で行われることがほとんどです。
慰謝料を請求したいならば、対象者と浮気相手に肉体関係があったという証拠を掴む必要があります。
つまり、ラブホテルや、浮気相手の自宅からふたりがそろって出てくる写真を入手する必要があるのです。
しかし、そういった写真を普通のカメラで撮影するのは困難です。
そこで必要なのが高性能な暗視カメラです。
また、場合によっては盗聴器などが必要になるケースもあります。
高性能な機材にはその機材使用費を上乗せしている探偵事務所もあるので、注意しておきましょう。
調査用車両費(四輪・二輪)と燃料費
探偵は、張り込みや尾行などを行いますが、その際に、バイクや車などを使うことがあります。
そういった乗り物を使用する場合、使用費として経費が請求されたり、燃料費を請求されることもあるのです。
交通費(電車・バス・高速道路)
電車やバス、高速道路の代金などの交通費も、実費で請求されることがあります。 調査対象者が公共交通機関を使用した場合、探偵もそれを用いて追跡することになるため、費用が必要になることが考えられます。 ・施設の入場料金など アミューズメントパークなどの、尾行の際に入場した施設の入場料金も依頼者持ちになることがほとんどです。 また、ホテルのロビーで待機する場合に部屋を取る必要があったり、駐車を行う駐車場代がかかったりする場合も同様です。調査後
報告書作成費
探偵事務所は調査が終わったあと、調査報告書を作成して依頼者に引き渡します。 その作成費が別途かかるケースもあります。写真・映像データのメディア代
上記の調査報告書に加えて、写真や映像データをメディアに記録して引き渡してくれることもあります。 この経費や、不要な部分のカットなどの編集費用も別途かかるケースがあります。まとめ
以上に見てきたように、探偵の調査費用は多岐にわたります。
これらの費用がかかることを知らずに探偵と契約してしまうと、「こんなに高額になるなんて思わなかった」という悲劇に見舞われることもあります。
そういった悲劇を避けるためにも、調査料金本体はもちろん、それ以外の費用がどんなときに発生するのかを確認してから、探偵へ依頼することをおすすめします。