探偵に支払う着手金について解説しています。

探偵へ依頼をする際に気になるのが、望んだ結果を出してくれる調査力があるのか、ということや、調査費用がどのぐらいかかるのか、ということではないでしょうか。
特に料金はほとんどの方が気にされるポイントかと思われます。

そんな探偵へ支払う料金の中には、着手金というものがあります。

探偵事務所によって異なりますが、着手金が必要となるところも多いので、依頼を考えているならば押さえておきたい項目です。
そこで、この探偵に支払う着手金について解説していきます。

探偵の着手金について

探偵に依頼をした際、一番初めに支払う事になるのが、着手金です。
着手とは、仕事に取り掛かる事という意味になります。

つまり、着手金は探偵が調査に取り掛かる際に支払うお金になるので、調査が開始される前にお金を用意しておかなければいけません。
通常探偵への調査依頼は、無料相談や見積もりを経て本契約となります。
探偵との間に契約を結んだ後で依頼者が着手金を支払い、それから探偵は調査に取り掛かるのです。

着手金が必要となる理由

しかし、何故着手金が必要になるのでしょう。
依頼者の立場からすると、調査の前にお金を支払うのは不満を感じるかもしれません。

ただ、探偵の調査には想像以上に費用が発生しているものです。

その為、料金の一部を着手金として受け取り、それを調査の為の費用として利用します。
また、調査後にお金を支払って貰えない…となった時のリスク分散という目的もあります。

調査も開始していないのに…と思うかもしれませんが、依頼を成功させる為に必要な、いわば軍資金となるのです。

探偵の着手金はいくら？

探偵との契約後、まずは着手金を支払う必要がある事は分かったでしょう。
次に気になるのが、その着手金の金額ではありませんか？

実は着手金は、探偵事務所によってその金額も決まりも違います。
例えば、支払い総額の2割を着手金とする…といった事務所もあれば、調査の種類によって浮気調査なら20万円、人探しなら50万円と決めているところもあります。

着手金が後から支払う残金よりも上回るという事はありませんが、それでも数十万円のまとまったお金が必要となるケースが多くなっています。

特に人探し等の場合は、着手金の割合が大きくなっているものです。
というのは、人探しは情報収集等にお金が掛かる事が多くなっている為です。

着手金は基本的に、調査の成功失敗にかかわらず、戻ってくる事のないお金です。
その点は、きちんと理解しておきたいですね。

なぜ着手金なしの探偵事務所があるの？

一方で着手金0をうたった探偵事務所も存在します。 こうした探偵は、着手金が無料でお得のように感じられますね。

しかし、実際は調査終了後に支払う料金に着手金分の金額が含まれているのです。

注意したいのは着手金0=お得という訳ではないということです。
また、着手金を支払ったからといって、総額が高くて損をするという訳でもありません。

着手金は、前払いの必要があり、それなりにまとまった金額が必要になります。
また、完全成功報酬制度などと違い失敗をしても、着手金が戻ってきません。

ですので、人によっては、着手金を支払うこと自体がデメリットと感じられるでしょうが、着手金は調査に必要となるお金ですので、無駄な費用ではありません。